将棋の駒の手入れの仕方について質問があります。
ネットで調べてみると、椿油を使用すると書かれておりますが、
これはオリーブオイルなど他の油で代用しても問題ないのでしょうか。
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>ネットで調べてみると、椿油を使用すると書かれておりますが、
これは、普通に使っている駒なら椿油さえ不要。
どちらかというと、使っているうちに付く手指の脂の排除の方が重要。
とはいっても、使ったら乾拭きする程度で十分。
椿油などの油が必要なのは、「ほとんど使っていないで退蔵している駒」についてだ。
2年に一回程度の椿油やびん付け油などをほんのちょっと含ませた布で拭き上げた後、乾拭きすると、きれいな飴色になってくる(ただし、材質がまともな駒)。
椿油などを付けた場合、直後の乾拭きだけでなく、一週間後程度にさらに乾拭きすると光沢がよくなる。
また、乾拭きが不十分だったり、油を付けすぎるとそこから腐敗することがあるので、ちゃんと乾拭きと乾燥をやる必要がある。
さらに、油と漆は相反する作用があるため、漆が飛んだり割れたりすることがあるので、注意深く漆面に直接油が触らない様にした方がよい。
>これはオリーブオイルなど他の油で代用しても問題ないのでしょうか。
同じ植物性の油ではあるが、食用油は柘植などの固い木材の目を緩めることがあるので、お勧めできない。
また、通常の食用油は、将棋駒の漆に対しての浸透性が高くて漆の剥離を招くことがあるので、長年使いたい駒ならやめておいた方がよいだろう。
浸透性の高さから、塗った後の光沢は椿油よりよいのだが、駒の木材/漆を殺して、最後のきらめきを楽しむといったことになる。
余談:
駒の手入れにやるべきこと/やっちゃいけないこと。
普段使っている駒なら、毎日軽く乾拭きすること。
水分は駒の材質にとって禁忌なので、水拭きはだめ。
使っていない駒の場合、温度が低くて、やや乾燥している所に保存する(カラカラ乾燥はダメだし、湿気があるところもだめ)。
漆部分への力をかける様な乾拭きも駄目。盛り上げ駒は、この点でメンテがちょっと難しいが、毎半年乾拭き+5年に一度の椿油を10cmX10cmの布に一滴程度で拭き上げて乾拭きを完璧に行うと50年は長持ちする。
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他の油だとあまり良くないと思います。
将棋の駒はツゲの木で昔は女性がクシで使っていた木です。
髪の手入れに椿油を使い、その椿油の付いたツゲくしは磨くと
良い光沢がでて丈夫になるそうです。
私の知り合いに、サラダ油を将棋の駒に塗り将棋の駒が
台無しになった人がいました。
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