将棋で一番強い駒組みって何ですか?
|||
将棋の格言で、
『守りは、金銀三枚、攻めは、飛角銀桂(香)』
といって、その条件を満たすのが一番強い駒組みだと思います。
ただ、相手がいますので、できるだけ、その形になるように
駒組みを進めて、相手には、より悪形になるように、
けん制をしていって、序盤は、ポイントをかせいでいくのが、
重要です。
というわけで、良形(いいかたち)と悪形(わるいかたち)を覚える
ことが重要です。
攻めの良形をあげてみると、
①石田流本組み
②四手角(三手角)
③先手矢倉3七銀戦法から3六銀・3七桂・3八飛車(桂馬が飛べるように2六歩型)の形で、三筋の歩を角で交換したかたち
④右四間飛車
⑤中座飛車
⑥四間飛車
⑦スズメ刺し(ただし、相手玉が、2二または8八に入城したかたちで)
⑧銀が縦か横に並んだ形
⑨飛車と玉の位置をできるだけ離した形
⑩飛車や角は、遠くから利(き)かす(一段飛車、地下鉄飛車、遠見の角など)
守りの良形をあげてみると、
①本矢倉囲い(相矢倉のかたち、または、相振り飛車のかたちで)
②銀冠囲い(振り飛車戦法で)
③美濃囲い(高美濃囲い含む)
④穴熊囲い(さまざまなバリエーション有り)
⑤左美濃囲い(米長玉型銀冠含む)
⑥中原囲い(相がかり戦法で)
⑦中住まい、金開き(相がかり戦法で)
などです。
逆に攻めの悪形をあげてみると、
①効率の悪い攻め(駒の利きが相手より多すぎる、通常ひとつだけ多ければ、守りは破れるから)
②飛車先の歩を交換できていない形
③歩ごし銀、歩ごし金(ただし、腰掛銀は例外で、良形)
④飛車と角が近づきすぎている
⑤銀が斜めに並んでいるかたち
などです。
また、守りの悪形は、
①金が王様から遠ざかる形
②金が斜め上に動いた形
③いわゆる壁銀などの、王様の逃げ道を、じぶんの駒でふさいでいるかたち
などです。
長くなりましたが、相手との駒組みの速度や仕掛けの時期を計算することが、
勝負では大事になってきますので、
相手との間合いを気をつけながら、さらに、仕掛けの時期を間違えないことが
大変重要なのです。
『最強の駒組みとは?』という問いに対する答えは、
相対的なので、絶対有利という駒組みはないということです。
相手とのかけひきが勝負の分かれ目になることが
将棋の醍醐味(だいごみ)といえるので、
そういったところが、将棋をおもしろく
させている一因なのかもしれませんね。
|||
そんなものはありません。
将棋はバランスです。
どんな陣形にも穴があります。
穴熊ならスキが多いではないですか。
|||
一番強い駒組みというか、効率の良い駒組みなら穴熊か銀冠でしょうね。
穴熊は駒の密集で非常に連結が強い+戦場から遠いです。穴熊の発展形・ビック4は、最強の囲いとも言われます。
銀冠は追いつめられたときに17か37に玉を逃げさせると、ゼットの形になりやすいです。27の銀の存在が大きいからです(だから、相手もその27の地点を攻めてきますが)。
0 件のコメント:
コメントを投稿