2012年3月12日月曜日

将棋で一番強い駒組みって何ですか?

将棋で一番強い駒組みって何ですか?


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将棋の格言で、

『守りは、金銀三枚、攻めは、飛角銀桂(香)』

といって、その条件を満たすのが一番強い駒組みだと思います。



ただ、相手がいますので、できるだけ、その形になるように

駒組みを進めて、相手には、より悪形になるように、

けん制をしていって、序盤は、ポイントをかせいでいくのが、

重要です。



というわけで、良形(いいかたち)と悪形(わるいかたち)を覚える

ことが重要です。



攻めの良形をあげてみると、

①石田流本組み

②四手角(三手角)

③先手矢倉3七銀戦法から3六銀・3七桂・3八飛車(桂馬が飛べるように2六歩型)の形で、三筋の歩を角で交換したかたち

④右四間飛車

⑤中座飛車

⑥四間飛車

⑦スズメ刺し(ただし、相手玉が、2二または8八に入城したかたちで)

⑧銀が縦か横に並んだ形

⑨飛車と玉の位置をできるだけ離した形

⑩飛車や角は、遠くから利(き)かす(一段飛車、地下鉄飛車、遠見の角など)



守りの良形をあげてみると、

①本矢倉囲い(相矢倉のかたち、または、相振り飛車のかたちで)

②銀冠囲い(振り飛車戦法で)

③美濃囲い(高美濃囲い含む)

④穴熊囲い(さまざまなバリエーション有り)

⑤左美濃囲い(米長玉型銀冠含む)

⑥中原囲い(相がかり戦法で)

⑦中住まい、金開き(相がかり戦法で)

などです。



逆に攻めの悪形をあげてみると、

①効率の悪い攻め(駒の利きが相手より多すぎる、通常ひとつだけ多ければ、守りは破れるから)

②飛車先の歩を交換できていない形

③歩ごし銀、歩ごし金(ただし、腰掛銀は例外で、良形)

④飛車と角が近づきすぎている

⑤銀が斜めに並んでいるかたち

などです。



また、守りの悪形は、

①金が王様から遠ざかる形

②金が斜め上に動いた形

③いわゆる壁銀などの、王様の逃げ道を、じぶんの駒でふさいでいるかたち

などです。



長くなりましたが、相手との駒組みの速度や仕掛けの時期を計算することが、

勝負では大事になってきますので、

相手との間合いを気をつけながら、さらに、仕掛けの時期を間違えないことが

大変重要なのです。



『最強の駒組みとは?』という問いに対する答えは、

相対的なので、絶対有利という駒組みはないということです。



相手とのかけひきが勝負の分かれ目になることが

将棋の醍醐味(だいごみ)といえるので、

そういったところが、将棋をおもしろく

させている一因なのかもしれませんね。



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そんなものはありません。



将棋はバランスです。

どんな陣形にも穴があります。

穴熊ならスキが多いではないですか。


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一番強い駒組みというか、効率の良い駒組みなら穴熊か銀冠でしょうね。



穴熊は駒の密集で非常に連結が強い+戦場から遠いです。穴熊の発展形・ビック4は、最強の囲いとも言われます。



銀冠は追いつめられたときに17か37に玉を逃げさせると、ゼットの形になりやすいです。27の銀の存在が大きいからです(だから、相手もその27の地点を攻めてきますが)。

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