2012年3月11日日曜日

将棋の駒で、昔の古い本黄楊駒は何とも言えない素晴らしい色になっているのを時々...

将棋の駒で、昔の古い本黄楊駒は何とも言えない素晴らしい色になっているのを時々見かけますが、あの色を目指すにはどのような手入れをすればいいですか?
手脂、椿油、乾拭きが良いって聞きますが、それ以外に何かありますか?紫外線に当てたほうが早く色が変わりますか?それとも紫外線は避けた方が良いのでしょうか?


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将棋の駒は御蔵島産の黄楊が用いられますが、手入れが非常に難しいです。

まず、買ってきたばかりの駒を椿油で磨きます。そして、わずかに油膜ができる程度に拭き取り、桐製の平駒箱に入れて保存します。そして、毎日対局に使い、終わった後は必ず乾拭きをし、2ヶ月に一回椿油を付けて磨きます。

これを繰り返すと、数年後には味のある色になります。ただし、対局に使うときは駒を盤に置く程度にしないと、綺麗な色になる頃には漆がすり減ってしまいますので、注意が必要です。

紫外線は厳禁です。蛍光灯に長時間当てるのも駄目です。

あと、しまいっぱなしにするのも不可です。

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