2012年3月8日木曜日

将棋の駒の御蔵島本黄楊と御蔵島黄楊 はどっちのほうが価値がたかいですか?

将棋の駒の御蔵島本黄楊と御蔵島黄楊

はどっちのほうが価値がたかいですか?


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「黄楊」(ツゲ科)は、「シャム黄楊」(アカネ科で、ツゲ科とは異なる)との対比で、「本黄楊」と呼ばれます。

ですので、「本黄楊」と「黄楊」は、基本同じ材質になります。

おそらく、駒の販売に伴う表示で疑問を持たれたのだと思いますが、有名どころの棋具屋さんであれば、「シャム黄楊」を「黄楊」と言うような不当表示はしていないはずです。

安心・信頼できるお店で購入されたらよろしいかと。



>どっちのほうが価値がたかいですか?

駒の価値は、木の材質だけではありません。



黄楊の産地・・御蔵島や鹿児島(薩摩黄楊)が産地としては有名

木地・・・・・・・・柾目・杢(もく)・斑(ふ)などの木の模様

書体・・・・・・・・錦旗(きんき)・菱湖(りょうこ)・水無瀬(みなせ)などなど

彫り・・・・・・・・盛上駒・彫埋め駒・彫り駒の3種類

作者・・・・・・・・駒を作った職人。古くは豊島龍山・宮松影水、いまなら竹風・掬水などなど



このようなものが、評価の基準となります。

これらを総合的に判断して評価することになります。

なお王将と玉将の底には書体名、作者名が記されており、評価の手がかりになります。



<追伸>

駒のことをもっと知りたければ、

「将棋駒の世界」

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E7%89%88-%E5%B0...

を読めば、詳しく解ります。

またネット上にも駒をテーマにしたサイトが数多くありますので、検索してみてください。

たとえば、

http://meikoma.com/index.html

のようなサイトが見つかるはずです。

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