将棋の駒の御蔵島本黄楊と御蔵島黄楊
はどっちのほうが価値がたかいですか?
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「黄楊」(ツゲ科)は、「シャム黄楊」(アカネ科で、ツゲ科とは異なる)との対比で、「本黄楊」と呼ばれます。
ですので、「本黄楊」と「黄楊」は、基本同じ材質になります。
おそらく、駒の販売に伴う表示で疑問を持たれたのだと思いますが、有名どころの棋具屋さんであれば、「シャム黄楊」を「黄楊」と言うような不当表示はしていないはずです。
安心・信頼できるお店で購入されたらよろしいかと。
>どっちのほうが価値がたかいですか?
駒の価値は、木の材質だけではありません。
黄楊の産地・・御蔵島や鹿児島(薩摩黄楊)が産地としては有名
木地・・・・・・・・柾目・杢(もく)・斑(ふ)などの木の模様
書体・・・・・・・・錦旗(きんき)・菱湖(りょうこ)・水無瀬(みなせ)などなど
彫り・・・・・・・・盛上駒・彫埋め駒・彫り駒の3種類
作者・・・・・・・・駒を作った職人。古くは豊島龍山・宮松影水、いまなら竹風・掬水などなど
このようなものが、評価の基準となります。
これらを総合的に判断して評価することになります。
なお王将と玉将の底には書体名、作者名が記されており、評価の手がかりになります。
<追伸>
駒のことをもっと知りたければ、
「将棋駒の世界」
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E7%89%88-%E5%B0...
を読めば、詳しく解ります。
またネット上にも駒をテーマにしたサイトが数多くありますので、検索してみてください。
たとえば、
http://meikoma.com/index.html
のようなサイトが見つかるはずです。
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