合い駒について
詰め将棋を始めたばかりなのですが
3手詰めハンドブックの38問目がよく分かりません。
状況はこういう感じです。
角と香が私の駒で、私に持ち駒はないです。
盤上と持ち駒以外の駒は玉を除き
すべてを玉方が合い駒として使えます。
□□玉
金□□
銀歩角
歩□香
ここから
初手で3一角成とすると
「1二桂合で届きません」とあったのですが
1二に何か置かれると馬も香も玉に届かない
ということは分かるのですが
何で桂馬なんでしょうか?
盤上には飛車が出てきてないので
「1二飛車合」で届きませんではダメなのでしょうか?
飛車、角、香で防ぐことは合い駒とは言わないのですか?
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国語辞典風に(?)合駒を説明するなら、
「飛車、角、香車の王手に対し、その駒と玉との間に駒を打つ(動かす)ことで王手を防ぐこと。あるいはその駒。」
なので、別に何を使っても合い駒と言います。
そして、詰め将棋の場合、玉方は詰まない様に合い駒をしないといけません。
質問者の図面は「持ち駒なし」ではどうやっても詰みませんが、
仮に「持ち駒:銀」だとして、初手3一角成に…
1二歩(銀、金)…同香成、同玉、1三歩(銀、金)、1一玉、1二銀(打)まで
1二香(飛)…同香成、同玉、1三香(飛)まで
1二角…同香成、同玉、2一角、1一玉、1二銀まで
と、いずれも詰みますが、唯一桂馬の合い駒をすると玉は詰みません
(同香成、同玉、1三銀、1一玉で桂馬一枚では詰まない)。
なので、この場合は「1二桂合で届かない」となるのです。
こういうのを「限定合い」と言います。
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一つでも詰まない合い駒を書けばそれで詰まないと言えるからです。
詰む手順を見つけるのが目的ですから詰まない合い駒を全部書く
必要がありません。
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